陽キャのお通りだ

留年の理由なんてしてから考えろ

厄年でも大丈夫よ

小学生の頃のことを思い出した。

未だに答えがわからないことがある。

 

 

 

 

中学受験を間近に控えた僕はいつものように塾に行って授業をこなしていた

僕は塾が嫌いで授業が終わったらすぐに帰り、授業が終わる5分くらい前には教材や筆箱を全て閉まって早く終われという顔をするガキだったのを覚えている

 

 

たしか水曜日が算数で、算数が得意だった僕は遅れて行ったり途中で寝ていたりして、暇になると木曜日の社会と理科の宿題を済ませていた

 

中学受験のコースはそんなに人数が多いわけではないので、特に話したことがなくても顔はなんとなくみんな知っている

誰にも自分から話しかけたことはないのだが、何度か話しかけられることがあった

 

内容は大抵宿題がわからないとかどこの小学校から来たの?とかそんな感じで、適当に話して授業が始まるまで時間を潰す。

珍しく早めに塾に行って算数の授業を待っていたとき、女の子が話しかけてきたことがあった。

10分くらい話して算数の授業が始まって、いつも通り授業を流して聞くが、僕は正直小学校が違う女の子と話したことでドキドキしてその女の子がいる方向が気になって仕方なかった。

 

授業が終わって帰ろうとすると、またその女の子が話しかけてきた。

塾は駅前にあって、その女の子は電車で塾に来ていた。僕は自転車だったのだけれど、駐輪場まで女の子は付いてきて、僕が自転車を出すのを待っていた

 

緊張でいつもやっている自転車の鍵を外す行為すら見られている気がしてスムーズにいかない。

 

 

ここまで書いて気がついたのだが、女の子を可愛く想像させてしまっているかもしれないな

普通よりちょい下の感じです。

 

 

駅前で話した。5分くらい

お金を持っているわけでもなかったし、8時半は小学生にとっては深夜なので少し話しただけで帰ったのだ

 

その日の帰りに僕はコンビニに寄ってピノを買ってドヤ顔で帰ったのを強烈に覚えている。コンビニの前でかなりの時間をかけて食べた

多分16個くらい入っていたんだろう

 

 

次の日は女の子と同じ授業ではなかったのだがそわそわしながら授業を受け、いつもより歴史が頭に入ってこなかった

 

次の週の算数の授業終わりにまた女の子に話しかけられ、先週と同じように駅前で話そうと言われた

 

当時の僕には付き合うという発想がなく、恋愛なんて自分に関係があることだとは思っていなかった

でもさすがに何か違う雰囲気を感じ取っていて、女の子が何か悩んでいそうなのは分かったのだ

 

 

 

駅前のドラッグストアの前に僕は自転車を止めて、告白なんてする雰囲気では全くないのだが、何か起こるぞ、と緊張をしていた

 

付き合ってくれと言いたいなら相談したいことがあるとは言わないだろうという予測が今なら立つが、小6の僕は男女が2人っきりで話す場を作る用事は告白しか思いつかなかったのである

 

 

女の子が僕に今日の算数難しかったね、と意味のない話をする

僕は授業を聞いていないので女の子の話全てにそうだね、と返事をしていた

 

しばらくして沈黙があり女の子が何か聞きたそうな顔をした

記憶は曖昧なものらしいので本当はそうでもなかったのかもしれないが、ゴリゴリに補正されているであろう僕の記憶では女の子は言いたいことがあるような表情をしたことになっている

 

 

女の子がねぇと言った。

 

めちゃくちゃ白々しく

ん?なに?

と返す ムカつく顔をしていたに違いない

 

女の子が口を開く

 

 

 

 

 

「厄年って知ってる?」

 

 

 

は?

 

厄年は知ってるけどこの会話を知らないな

 

 

 「厄年って知ってるよ なんか良くないことがある年でしょ?」

小学生のフワッとした知識で応える

 

 

 

 

 

 

「私のお母さんが今年厄年らしくて、受験落ちちゃうんじゃないかって思うの」

 

親の厄年で受験が失敗するなら塾ってなんのためにあるんだろう

生まれた瞬間に合否が決まるじゃないか

 

 

本気で言ってるんだろうか

でも女の子の顔が真剣だった

 

 

僕は優しい言葉をかけた。

「大丈夫、受験は厄年と関係ないよ」

 

自明。

 

 

 

「でも...」

 

「お母さん何歳?」

 

「〇〇歳...」

 

「俺のお母さんも同じ歳だし大丈夫だよ」

「ほんと...!?」

 

僕は母の年齢を知らなかったし今も知らない。

でもとりあえず自分も同じ条件で受験するのだと言うことを伝えたかった

 

母が万が一厄年でも僕の受験には関係ないし、こんな嘘をついたところで学力は落ちない

 

女の子を元気づけたかったのかと言われたら分からない。ただ自分が合格した時、その理由が「親が厄年じゃなかったから」ということにされたくなかったのだ。 

 

その日はどんな感じで解散したのか覚えていない。

頭の中が「厄年...?」で一杯で他に何も考えられなかった

女の子とはそれから話していない

 

その会話からすぐに受験が始まって、授業で顔を合わせることがなくなってたまに自習室で頑張る彼女を見るだけになった

 

 

 

結局受験の時期になって僕は行こうと思っていた中学に無事合格し、塾をやめた。

受験が終われば塾に行く理由はないので行かなかったのだが、一度行く用事があって塾に顔を出した。

 

 

 

彼女は第一志望はダメだったらしいということが塾の自習室の壁に貼られていた合格実績から分かった。

彼女の第一志望にその塾から合格したのは1人だったのだけど、それが彼女ではないことを僕は知っていたから。

 

 

〇〇中(僕の中学)〇名合格!みたいなものが大きく張り紙として塾の外にも張りだされていたから多分彼女は僕が受かったことを多分知っていたと思う。

 

中学のとき、いつだったか忘れが電車の中で知らない制服を着た彼女を見た。

話しかける勇気はないし、話題もないけどなんとなく気になってしまってチラチラと見ていた気がする。他の中学には受かってたんだな、と。

 

 

彼女は僕の最寄り駅の2つ前で降りた

 

 

それから僕に初めての彼女が出来るまでの一年くらいの間、その駅に停車するときに異常に髪型を気にする学ラン野郎がいたらしい。

 

 

 

 

 

 

 

昨日、大学をサボった。

珍しいことではない。

 

眠いから、今日はやることがあるから、荷物が届く、役所に行く用事がある、、、

色々言い訳をして行きたくない授業は切る。

 

ふと小学生のあの女の子を思い出した。

こんな気持ちだったんじゃないだろうか

僕が興味がない授業に行かない理由を常に探しているように、彼女は受験の不安から逃げるために自分が不利な理由を探していたんじゃないか

 

おそらく小学校では100点しかとったことがなく、塾にも行かせてもらえている自分が受験で落ちた時の予防線が「母親の厄年」なのだ

 

 

 

当時のことを書いていると色々なことを思い出す

 

僕が厄年と受験は関係ないと言ったときの彼女はうれしそうにした。

だけどそのあと彼女は「でも...」と関係があった方が好都合なのだ、という雰囲気を出していた

 

僕は今、授業に行かない理由を探している

大学受験のときも新しい趣味を次々と始めたし色々な受験に関係のない本を読んでいた、楽しかったし知識はついたが第一志望の大学には落ちた。

 

 

女性が占いを信じる気持ちが今ならわかる気がする

自分の能力とは関係のないところで勝負が決まっていてくれれば楽なのだ

仕方ない、運が悪かった、と。

 

 

 

 

今、もう一回「ねぇ、厄年って知ってる?」と聞かれたら僕はどうしたらいいんだろう

厄年と受験は関係ないよという答えは正しいのだけど彼女が求めていた答えだったかはわからない。

 

 

タイムスリップした場合、どう答えよう

今ならどうするだろう

 

正直この質問の対象になった時点で詰みは確定していると思う。

 

 

 

 

二度と話を振られないように、自分よりやばいやつだと思わせるのが一番なんじゃないか

 

 

 

「ねぇ」

 

「え?なに?」

 

「厄年って知ってる?」

 

「知ってるよ、なんか良くないことがある年でしょ?」

 

「私のお母さんが今年厄年らしくて、受験落ちちゃうんじゃないかって思うの」

 

「へーそうなんだ、僕なんて母親がレプティリアンで隙を見て僕を殺そうとしているし、お父さんは地下室で未だに生きているヒトラーをかくまっているんだ。僕が勉強できるようになったのは宇宙人に連れ去られてチップを埋め込まれてからで、先月アップデートしてもらったよ。今日は月に一回の報告の日だから早く帰らなきゃ。バイバイ」

 

 

 

 

小学生の時の返事の方がマシ?

 

あ、そう

 

 

今日調子悪いな

 

母親が厄年なのかな

風俗は人を狂わせる

友人が風俗で狂った。

といっても、ハマって足繁く通うようになったという意味ではない。

 

 

 

事の発端は3日前で、友人とソープランドに行った。

 

 

聞けばその友人は童貞で、僕が今まで行った東京の風俗の話で笑っているうちに興味を持ったと言う。

 

ならこの後行ってみるか、と飯を住ませて僕らの家から電車にのり繁華街に降り立ったのだ

僕は今地方に住んでいて、この辺で風俗に行くのは初めてだな、とワクワクしていたのを鮮明に思い出せる。

繁華街に着いたのは8時ごろで、ふらふらと歩きながら風俗の情報サイトを見て、どの店にするのかを決めた

 

 

 

そのお目当ての店に行くとかなり混んでいて今からだと1時間は待つらしい。

2番手の店も同じようなもので、予約しとけばよかったなと二人で言いながら賑やかな繁華街を歩いていた。

 

 

3つ目の店に入ってみようかというときに信じられないくらい刈り上げているおじさんが話しかけてきた。

東京なら怪しいぞと思い無視するところだが、情報が欲しいなと思い、話を聞いてしまった。

 

 

正直に言えば、この時点で相当ムラムラしてきていて、どんな女の子が来ようがイけるぞ、と言う感じだったので多少女の子のランクは下がっても安くて待たずに入れることを優先したくなってしまっていたのだ

 

これが間違いだった。

 

 

冷静になればすぐにわかるし、これを読んでいる人もお気づきだろうが、人気の店が混んでいる時間帯に予約なしで待たずに入れるなんて、「そういうこと」なのだ

 

 

 

 

最初はおじさんに気になるお店を伝えて、待ち時間などを教えてもらうだけのつもりだったのだが、気がつけば僕らはおじさんおすすめのお店の話を熱心に聞いていた。

 

そのおじさんおすすめのお店は風俗の情報サイトでは見たことがなく、サイトの作りも終わっていて、壁紙で優雅に飛んでいるはずの蝶が蛾にしか見えなかった

 

 

 

 

 

僕は、刈り上げ部分に白髪の混じっているおじさんの側頭部を見ているうちに判断力が失われ、「この店でいいです」と言ってしまった、これが終わりの始まりだ

 

友人はお前に任せるよ、と言ったのでおじさんはじゃあ案内しますね、と。

まあハズレを引いても誰かに話して笑いを取ればチャラかな、と今から童貞を捨てる友人の気持ちは完全に無視しておじさんについて行く。

 

歩きながら僕は「mother 2」と言うゲームの

「お金で買えないものなんて愛と友情と経験値くらいのもんよ」

と言うセリフを思い出し、経験値も買えるんだよなと考えていた

 

 

 

 

 

 

店に着くと、僕らを案内したおじさんが店の人に「さっき言った料金でお願いね」と伝えた。この頃には僕は「最初は警戒していたけど、割引までしてくれていい人だな」とまで思うようになっていて、ナンパ師について行く女の子はこんな気持ちなのだろうかと想像した。

 

待合室に入れられてお金を渡す。

店内には僕らしかいない。

 

待合室はかなり汚く、絶対に若くて可愛い女の子は出てこないだろうと言う確信があって、どう友達に話してウケようかと構成を組み立てていた。

 

 

さあ来い

 

どんな女の子だろうが今なら行けるぞ

 

 

準備ができましたと言われ、友人にじゃあ後でね、と言って部屋を出る。

 

 

汚い廊下(「路地」の方が適切)を進んで行き、部屋の前に着く

 

 

ドアが開く。嬢との対面。

 

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https://www.pokemon.jp/zukan/detail/467.htmlより引用)



ブーバーンが居た。

 

 

 体型、表情、顔、ドアを開ける手の角度。

全てが完璧にブーバーンと一致していた

 

むしろ今ではブーバーンが風俗嬢にしか見えない

 

 

どうだろう、ドアを開けるおばさんに見えてこないだろうか

これが僕が見た光景だ。

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https://www.pokemon.jp/zukan/detail/467.html

 

 

 

これならキャッチのおじさんを抱いた方が良かったんじゃないかと思うくらいに目の前の嬢が完全な「ばくえんポケモン」で、金をドブに捨てたんだな、と一瞬で全てを理解した。

 

日本語を話せるそのブーバーンは結構親しげに話してくるので、このまま何もせずに時間いっぱい話したほうが楽しいんじゃないかと思っていたのだが、「シャワー浴びちゃおっか」の一言。

 

お前、水は効果抜群だろ

やめとこうよ

 

 

 

恥ずかしながらブーバーンの全裸を見たのは初めてだったのだが、見たところ50歳くらいで、ブーバーから進化して相当時間が経っているな、という感想のみが浮かんできた。

 

へそにピアスを最近開けたらしく、腫れていて相当痛いという話をシャワー中に話してくる。

暗くてタバコ臭い部屋でそのピアスを触らされ、いっそこのまま感情を失ってしまいたいな、と思った

 

 

 

手コキやフェラをされながら、目をつぶり可愛い子のことを考える。

元カノのこと、昨日みたAV。どうにか体に与えられる刺激にのみ集中して一刻も早くイキたいと思っていたのだが、数分に一度「へそ痛てっ」の声が邪魔をするのだ

 

僕の元カノには喫煙者も、ピアスを開けている子も、ブーバーンもいなかったので妄想には限界があった。

 

 

 

乳首を舐めてくれ、と頼む。

橋本ありなが今、僕の乳首を舐めているのだと言い聞かせる。乳首を舐められながら手コキをされているとものすごい向こうにゴールが見えてきたような気がした。

 

 

挿れる?と聞かれた

ぼくが「いや、」という頃には体勢を変えていて、どうやら僕に拒否権はないらしいということに気がつく。

挿れようとするが、僕のあそこは完全に萎えきっていて入らない。

 

理由は簡単で、余計なことを考えてしまったからだ。

正常位で挿入をしている僕はヒードランに見えているのではないかと。

 

その瞬間からすごく情けなくなってきて、挿れるのは無理だと判断し、

「ここにくる前に友達と酒を飲んだから勃たないんだ」と優しい嘘をつく

 

嬢からすれば挿れた方が楽なのかもしれないが、到底続けられそうになかった。

 

 

乳首舐め手コキならイケそうだと伝え、再開してもらう。

しばらく続けていると薄い壁の向こうからドアが開閉する音が聞こえた。

 

 

 

嬢が友達と来たの?と聞く。

そうだ、と答えると、「じゃあ今出たの友達だよ」と言う。

 

そんなはずはない、自分より後に入って同じコースのはずだ。

 

なぜわかるのかと尋ねると、

「今2人しかいないから。最初は3人だったんだけど、一人子供が熱出したとかで帰っちゃった」

と。

 

なぜか涙が出そうになった。

 

 

 

そのあと乳首舐め手コキをしてもらい、やっとの事でイクことができた。

シャワーを浴び、急いで店を出る。

 

店の出口のおじさんが邪悪そうな笑顔を浮かべ、ありがとうございますと。

スーツを着ているくせにUNDER ARMOURのサンダルを履いているのがすごくむかついた。

 

店を出てすぐに「ブーバーン」で検索する。どうにか友人にどれだけ酷かったのかを伝えたかったのだ。

かざんの かこうに すむ。 1つの かざんには ひとつがいのブーバーンしかいないと いわれる。 

そのお店は赤を基調にした小汚い感じ。

確かに火山口で僕らはつがいのブーバーンになったな、と妙に納得して友人が待つというファミマに向かう。

 

 

 

今の俺ならかなりの笑いを取れるぞ、と友人を探していたのだが、

友人の悲しそうな表情と弱々しく挙げた手を見て何を言うべきかわからなくなってしまった。

 

 

一応帰り道でどんな嬢だったのかを聞くと、「80kgくらい」とだけ言っていて、友情の芽生えを感じ、僕は友情も金で買えたぞと糸井重里に毒づいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今日。

 

 

 

風俗は人を狂わせる。

 

 

 

 

その友人の家に行ってしばらく談笑していたのだが、何の前触れも無く急にそいつが瞑想を始めた。

 

悟り開こうとすんな

 

 

急に訪れた20分ほどの「凪」の時間に戸惑って特に理由も言わずに友人の家を出て帰ってきてしまったのだ

 

 

 

 

これって僕が悪いんですか?

だれか教えてください

大塚は近くて遠い

街には徐々に思い出が蓄積されていき、長い時間をかけて、忘れられない特別な場所になっていくものだと思う

僕にとって思い出の道でも誰かにとってはどこにでもある道だし、逆もそう。

 

 

 

地元を離れて地方で一人暮らしをしているが、小学校の通学路や家から駅までの道などは詳細に思い出すことができる。

 

 

 

そんな街を久しぶりに歩くと色々と思うことがある

小学生の時に大きいと思っていた塀が低くなっているなんてよく聞く話だ

 

ここであいつと喧嘩したな、と思い出したり、何度も行った店が潰れていることを知ったり。

先輩がここで近くの女子高の子とSEXしたらしいとか盛り上がった場所も、友達のパズドラで強いモンスターを適当に合成してバチバチにキレられたガストも。

 

 

 

思い出は基本的にはこうして時間をかけて積み上げていくものだと思っているのだが、

1回しか行っていないのに今も思い出す街がある

 

 

 

 

 

 

 

夏、朝7時。

当時19歳の僕は知らないお兄さんの家でシャワーを浴びていた

 

 

 

 

都営三田線沿いのアパート。

西巣鴨駅で降りて巣鴨駅の方に少し歩いたところにあった

 

 

 

 

6時間ほど前に知り合ったそのお兄さんの家は意外と綺麗だったのだけどしばらくすると単に物が少ないだけだと気がついた

その割にはチュッパチャップスの木みたいのがあってそれ絶対最後に揃えるやつだろと少し腹が立った

 

 

お兄さんの髪の色は金色。

僕がアメリカからビタミン剤を輸入して飲んでいたときのおしっこの色を連想した

 

 

 

僕は当時浪人が確定していて、空いた時間は日雇いのアルバイトをしていた

 

体力を使う仕事が中心で基本的には倉庫の中で、怒られながら何かしらを運んでいた。

そこで出会う人は「濃い」人が多い

 

 

僕らはある日の深夜の日雇い派遣労働中に出会った。

指定された競技場に到着するとそこには大きなステージがあって、あるアーティストのライブ(具体的に書いていいのかはわからない)が終わる頃だった

 

 

会場の裏に集められかなり長い時間待たされた

待つのが何よりも嫌いなので全てをバックれて帰ろうかと思った

 

作業が始まったのは11時くらいだったような気がする

かなりの人数がいた 

 

 「電球」と書かれたヘルメットを支給されたことで自分が電球係にされたということに気がつく。

途中で「電球集まれ」の合図がかかり、電球たちだけ集められ、作業の説明をされる。日付が変わる頃だった。

 

作業が遅いことにイラついている現場のジジイに怒鳴られながら配線の片付けや謎の箱を運ぶ作業をしているうちに自分の業務は怒鳴られることなんじゃないか、と思うようになった

それならなるべくサボった方が得だな、と思いトイレに行くふりをして広い競技場をうろつく。

 

 

力仕事が多く、夏だったのでところどころに給水場があって、氷水の中にでかいペットボトルのジュースがたくさん入っていた

 

監督のような人が通りかかるたびに汗をオーバーに拭って限界が近いぞ、小芝居を打つが、手にはたっぷりコーラが入った紙コップとスマホが握られていて、自分で嘘過ぎて笑ってしまう。

 

目立たない物陰に人がいるのに気がついた

一目でやばい奴だとわかったのは、1.5Lのジンジャーエールを完全に私物化して、口をつけて飲んでいたからだ

 

ヘルメットには「電球」の文字。

作業が遅いのお前が原因だろ、と腹が立った

もちろん僕に怒る権利は一切ない

 

僕はそういう人に話しかけてしまう癖がある

この性格で随分損をしてきた

 

 

「いつからサボってるんですか?」

 

「わかんね」

 

「あなたも電球ですよね?」

 

「あっ、この文字意味あるんだ」

 

 

めちゃめちゃ序盤からサボってるじゃないか

しかもこいつの足元にタバコが落ちているのでかなり長い時間ここで隠れていたのだろう

 

「君何歳?」

 

「19です」

 

「19でこんなとこで働くなんて終わってんね」

 

お前がいうな

 

 

 

話してみるとそのお兄さんは音楽をやっていて上京してきたとのことで、2年前まで福島にいたらしい

なんの音楽聴くの?と聞かれたので東京事変が好きだ、と答えると、

最高。と言われた

 

0点の人間に言われる「最高」は「40点」だ。

 

 

 

夜が明けてきて少しずつ明るくなってきたころに作業はほとんど終わった

こういう派遣のバイトのあるあるだと思うのだが、無駄に待たされる。

 

6時くらいまでひたすら待たされて解散になった

 

僕とそのお兄さんはその待ち時間の間ずっと2人で話していて、友達には絶対に話せないことまで話してしまった

お兄さんが聞き上手ということでは決してなく、二度と会わないだろうという予感が僕の口を軽くした。

 

 

お兄さんの話も面白く、

 

「年上の女性の乳首を執拗にデコピンしたらすごく怒られて別れた」

 

という誰が聞いても当然の話をすごく悔しそうに話していて、それまでの労働を全て忘れるくらい面白かった。

 

 

お兄さんに朝ごはんを一緒に食べようと言われたので解散後、牛丼をたべた

僕はその日の昼から予定があるので家には帰らずにどこかで時間を潰そうと思っていると話したら家に来ていいよ、と言われた

 

 

 

西巣鴨にはそのとき初めて降りたし、直感的に二度と来ないな、と感じた

日雇いのバイトは今までなんども経験していて、その度に話し相手を作るのだが、解散したら二度と会わないからだ。当然のことだと思う

 

なので家に来てもいいと言うお兄さんを不思議に(不審に)感じた。

お兄さんにいつもこんな風に初めて出会った誰かと飯を食ったり家に招いたりしているのかを聞くと、

 

上京してきたので東京に知り合いがいなかった。なので東京で出会った人とは仲良くするようにしている

 

との答え。

 

 

の割にはてめーサボってタバコ吸いまくってたじゃねーか、と思ったが寂しそうな雰囲気を感じたので黙っておいた

 

 

 

朝の西巣鴨はスーツ姿で駅に向かう人ばかりで、汚い格好でタバコを吸いながら歩いている金髪の男性と僕はかなり浮いていたが、夜勤明けの眠さと開放感が混ざって気持ちよかった。西巣鴨、いい街だな、と。

 

 

 

しばらくして、この辺に住んでいると歩いて大塚のピンサロ行けるから最高なんだよ、と言われて西巣鴨の地価は暴落した。

 

 

 

 

お兄さんの年齢は最後まで聞けなかった

27歳くらいだっただろうか

 

 

 

シャワーのなかでお兄さんは僕を掘ろうとしているのではないか、と急に怖くなってきた

そうなった場合のせめてもの抵抗としてシャワーを浴びながらオシッコをした

 

 

普通に意味がわからないし、結果何もされなかったのでこの瞬間に僕は地獄へ落ちることが確定した

このことは墓場まで持って行こうと思っていた

 

 

 シャワーからでるとお兄さんは酒を飲んでいた

僕とお兄さんは黙って朝のニュースを見る。

昨日のライブのことが取り上げられたらいいな、と見ていたのだけれど、僕らの労働はニュースにはなんの影響も与えなかった

 

 

僕はベッドで寝てしまったらしい

 

起きるとお兄さんはゲームをしていて、机の上には酒の容器が増えていた

失礼なことをしたな、と思った

ふと時計を見ると僕は完全に3時間くらい寝ていて、予定には間に合わなさそうな時間だったので全てを諦めて家に帰ることにした

 

 

 

僕は起きてお兄さんにお礼を言って帰る旨を伝えた

予定には間に合うか、と聞かれて大丈夫、家に上げてくれてありがとうと言って家を出た

 

家を出るときにチュッパチャップスくれ、と言ってみたら一本もやらん、と言われた

ムカついた

 

寝かせてくれていなかったらあまりのイライラに巣鴨の老人を殺してまわった可能性もある。

お礼に巣鴨の方々は西巣鴨で金髪の人を見かけたらチュッパチャップスをあげてください。

 

 

それから西巣鴨には一度も行っていない。

近くを通ることはあったが、西巣鴨駅は利用していないし、こんなことがなかったら人生で一度も利用しなかっただろう

 

でも朝の西巣鴨をいまだに僕は思い出すし、この先も忘れることがないような気がする

 

この間深夜に急にお兄さんから電話が来た。

何年振りだろうか

LINEを交換したことすら忘れていたのでかなりビックリして出なかった。

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オシッコしたことが時を経てバレたのだろうか、チュッパチャプスをくれる気になったのだろうか。

 

その後音沙汰はなく、急にLINEや電話が来ても怖いのでブロックした。

 

 

 

 

そういえばあの日からチュッパチャップスは一度も食べていない

 

僕が西巣鴨でお兄さんと感動の再会を果たしてチュッパチャップスもらったら感動する?

 

 

しない?

 

 

そのあと一緒に大塚のピンサロ行ったとしても?

 

 

 

 

 

しない?

 

 

 

 

しないか

 

 

あ、そう

 

 

一人で生きていく

「小学生と結婚したい」

 

 

僕の友人の言葉である

 

 

この言葉を聞いてまずは安心した。

小学生と結婚できないことを知っていたのか、と。

 

この友人は法律を遵守しているだけで感心してしまうほど普段の言動が酷い。

 

 

彼はいわゆるアニメオタクで、LINEでは常にその時にハマっているアニメのスタンプを送ってくる

 

小学校で出会ったので人生の大半を知っているのだが基本的にずっと成績は良いし手先も器用で運動もできる。

完全なロリコンで言動が気持ち悪いこと以外パーフェクトと言っても良い

 

 

その友人に勧められたアニメを暇に耐えかねて見ることにした

 

 

私に天使が舞い降りた!というアニメをご存知だろうか

watatentv.com

 

Amazon Prime Video で見ることができた

 

 

 

正直言って面白くない。普通のアニメだと思った

 

 

1話の途中までは。

 

 

 

 

 

花ちゃんが出てきて

 

 

 

乃愛ちゃんが出てきて

 

 

 

 

 

 

事情が変わった。

 

可愛すぎる

 

 

 

 

 

ひなた、花ちゃん、乃愛ちゃんのわちゃわちゃにみゃー姉が巻き込まれていき

 

 

 

 

 

 

確変が起きた

 

 

 

 

 

 

 

自分の脳の構造が変わっていって

わたてん!を受け入れる体制に入るのを感じる

 

 

 

 

 

 

 

これはもう確変というよりも革命と形容した方が良い

 

 

ここ数年間停滞が続いていた僕の生活が、

 

 

ひなたの明るさで

 

 

花ちゃんのかわいさで

 

 

乃愛ちゃんの人懐っこさで

 

 

変わっていく

 

 

わたてん!という偉大な指導者が起こす革命が僕の生活を変える

 

 

 

 

 

このアニメは「見る」を超えて「感じとる」ものなのか

 

 

 

 

 

わたてんは今や生活の一部となっていて、僕にははっきりとひなたや花ちゃんが見えている

 

ずっと前から知っているように、そこにいるのが当然かのように、花ちゃんはそこにいる。

 

 

 

 

 

 

ミケランジェロは言った。

「私はその大理石の中に天使を見、彼を自由にするまで掘り続けた。」と。

 

 

 

 

 

 

ゴチゴチに固まった僕らの生活には最初から天使たちが存在しているのに、気づいていない。

僕らにできるのは彼女たちを自由にするまでアニメを見続けることだけだったのだ。

 

 

 

 

 

 

天使たちは「感じる」ものでもない、元々そこに居て、「気づく」ものだった

 

 

 

 

 

 

 

そうか

 

 

 

みゃー姉は俺だ。

 

 

 

 

 

わたてんに「気づいて」から僕の生活は変わった

 

 

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「「「みゃー姉おはよう!おきたか!?」」」

毎朝、頭の中でひなたが起こしに来る

 

 

汚い成人男性の部屋だ。枕からは濡れた犬の匂いがする

 

 

 

 

んふ〜フレンチト〜スト〜と言いながら軽やかに寝室から出る

 

再度確認しておくが筆者は体重が70kgの男性である。ドスドスと音がしている チン毛も濃い

 

 

 

 

 

 

もう〜!ひなたぁ〜 こんなに散らかしちゃって〜

 

 

全裸で恐ろしい独り言を呟いて部屋に落ちているペットボトルや缶を拾う

 

僕の部屋を盗聴、盗撮している奴がいたら震え上がっていることだろう

 

 

 

 

花ちゃん、クッキー焼いてあげるね〜

と言いながら食パンをトースターに入れ普通に焦がす。ASUSのモニターの裏と全く同じ色に焼き上がる。

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「「「し、失敗は誰にでもあります...」」」

 

 

 

 

ここまでくると好きというよりも信仰の域である

 

 

って話を友人にしたら

 

キモって。

 

 

 

 

しね

 

 

 

私に天使が舞い降りた!最高なんで見てください

労働と呼んでいいものか

小学生の頃、文集に将来サラリーマンになりたいと書いた。

サッカー選手になりたいと書いた奴らは全員グレたので正解を選んだのかもしれない。

 

 

本気でサラリーマンになろうと思っていたのでもなければ、大きすぎる本当の夢を書くのが恥ずかしくて照れて隠したのでもない。もちろんボケたわけでもない。将来の夢が本当に思いつかなかったのだ

 

当時サッカーと水泳をやっていたので、水泳でプロになりたいとかオリンピックに行きたいとか適当に大きな夢を書いても良かったのだけど、水泳でもサッカーでもプロになろうなんて全く考えたことがなくてどうせなるんだろうと思ったサラリーマンと書いた。

 

 

子供の頃親に将来何になりたいかを聞かれたときのことを覚えている。

「大工さんになっておうちを建ててあげたい」

と答え、両親と祖父母は喜んだ。当然嘘である

 

子供の頃から会話をすぐ終わらせるために無難な回答をしてきたので、消防士が学校に来て何かの体験をさせてくれた時は感想を書く紙に消防士になりたいと書いたし、通っていた塾の塾長に将来の夢を聞かれたときはいい大学に行きたいと言った。

全て嘘である

 

その場しのぎの対応で取り合えずこの場を凌げさえすればあとはどうでもいいのだ、という人間性は今も変わっておらず、親に大学の単位のことを聞かれたときも「バッチリだ」と。当然嘘だった。

 

 

自分が成長して働く日が来るとは思っていなかったのだ。

おばあちゃんには若い時があって自分と同じように小学校に行っていたことや、自分がいつか中学生や高校生になることが頭ではわかっていたけれど感覚的に腑に落ちなかったからだろう

 

 親父にも子供の頃があっておじいちゃんに育てられていたという事実がよくわからなかった。あの優しいおじいちゃんが俺の親父を厳しく育てていたらしいのだ。

そしてその親父の精子は着床し、育ち、留年した。

 

 

 

 

数年前の今頃、そんなことを考えながら僕はイヤホンをして小学生の素振りをボーっと見ていた。

 

 

当時すでに大学生だった僕は、バッティングセンターでアルバイトをしていたのだけれど、客は基本的にあまりこないので宙を見ているだけで給料が発生した。

家からは遠かったのだが定期券内であったし、あまりの楽さに他のバイトができる気がしなかった。

やることがなさすぎてイヤホンをして音楽を聴いていても一切の支障が無かった。

 

 

 

 

それでもバッティングセンターということだけあって土日の朝と金曜、土曜の夜は結構客が来る

 

そのバッティングセンターは終わっている地域にあったので、夜の客層はすこぶる悪かった。

イカつい外国人、自分のことをウチというタイプの女、ピンサロに行こうという提案しかしない奴、UFOキャッチャーに異常に執着する奴しかいなかった。おいテメーどこ中だコラ

 

しかし、そんな客と自分で構成された夜のバッティングセンターが僕は意外と好きだったのだ

(全員酔っていてタバコも吸うのでその点では死んでくれと思っていた)ので、結構な頻度でシフトに入り色々なことを考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

僕は6年生のときに中学受験のために塾に通っていたのだけれど、そこには太っているにしては性格が良く、賢い塾長がいた。

 

僕らの中学受験コースには力を入れているということでバイトの大学生などではなく塾長自ら社会を教えてくれていた。社会を教えるというのは怖い意味ではない

  

僕が受かってみんなとは別の中学に行くことが決まって最後に塾に顔を出したとき、塾長は僕に握手をして

「君は賢いから分かっているだろうけど受験はゴールじゃない。誰でも入れる中学じゃないんだからそれを自覚してやるべきことをやりなさい、君の未来は明るいよ」

みたいなことを言われた。良いこと言うなと当時12歳のひねくれたガキは、こうして今でも覚えているほど感動したのだ

 

 

 

 

そんな塾長がこんな僕をみたら何と言うんだろう。

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「PAPER」のスペルが間違っていても誰も気がつかない職場で働いているぞ、と塾長に伝えたらどんな顔をするだろう

 

万が一ペペローションを捨てる場所だったら俺が悪いなとおもって中を確認したら当然のように缶が捨てられていた。カスしかいねーわ

 

 

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 この胡椒という検索結果をみてしばらく一人でニタニタ笑い、小学生のバッティングを見ていたら、気づけば自分が小学生のころに通っていた塾のことを思い出していた。

 

 

 

自分が小6の頃この時間は塾だったな、と。

胡椒の話もしてくれたな、と。

 

 

 

塾長の授業はほとんどが雑談のように聞こえたが、僕らが自然に興味を持つように工夫して色々な話をしてくれた。

理科や算数の授業ではたくさん問題を解かされ、解けると応用の問題をさらに与えてくる。そんな中で塾長の社会は息抜きとして機能したし、気づくと前のめりになって聞いていた

社会というより教養の授業だったのかもしれない

 

中世のヨーロッパでは胡椒が貴重で、胡椒を求め男たちが海に出たことやコロンブスアメリカ大陸を死ぬまでインドだと勘違いしていたこととか。

今から思えば高校世界史で学ぶ常識的な内容だけれど、当時の僕らは塾長の話が小学校のつまらない授業の何倍も面白く、塾長はまるで東インド会社のように僕らの知らない情報や、知ること自体の面白さを提供してくれたのだ

 

 

 

 

知的好奇心を刺激され目を輝かせて授業を聞いていたあの男の子がまさか

 

小汚いバッティングセンターの片隅で、濁った目でゴミ箱を見て広大な海の歴史に思いを馳せているとは塾長は夢にも思っていないだろう

 

  

 

高校終わりのヤンキー3人が歌いながらUFOキャッチャーを物色して歌っているのが聞こえる。

 

 

ピカソより〜普通に〜巨乳がっ好っき〜」

 

 

全員そうだろ。ピカソも多分そうだわ

 

 

 

 

ヤンキーが歌う永野のネタのパクリBGM。

 

 

「おにーさん、ボール詰まっちゃった〜!直して〜」の声。

 

 

 

本当にこれは21世紀の労働なのだろうか

そもそもこれは労働と呼んでいいものだろうか。

 

 

 

 

 ポスターのセンスも終わっている。

HARROWS DARTS TECHNOLOGY とあるがこの女のどこにテクノロジーを感じればいいのだ

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ヤンキーくんはピカソとSEXY DARTS どっちが普通に好きなのだろう

 

こんなことを考えながら時間を潰して時給をもらう毎日を送っていた。

 

 

暇な時間がたくさんあると今まで考えもしなかったことを真剣に考えるようになる。

 

 

 

 

中学受験をしたこともあって地元の中学にはいったことがない。

だから生活の中でヤンキーと唯一話す機会がバイトだったのだけど、意外とそれが楽しくて、こっちの人生が、幸せなんじゃないかと。

 

 

あのバッティングセンターで僕が接客した客はみんな将来の夢をサッカー選手と迷いなく書ける人たちだろう。

 

結果的に描いたようにはなれなくてもその時に思いつく限りの最高を追いかけている人生がすごく幸せなんじゃないかと思うようになった

羨ましいとすら思った

ほんとはこういう生き方が理想なんじゃないか

 

 

 

中学の同級生でこんなことしているのは俺くらいだな、と毎回シフトのたびに思っていた。

 

でもそれでいいんじゃないかな、と思う

 

真面目な人たちとは全く反りが合わないけれどグレることもなかった僕は、自分にしかできない体験を積み重ねていくのが正しいのだ。

 

 

そんなことを気づかせてくれたヤンキーとバイト先との出会いが僕の人生には必要だったのかも知れない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっきのヤンキー灰皿に唾吐いてた

 

 

 

誰が掃除すると思ってんだカス

お前なんか羨ましくねーよ死ね地獄落ちろバカ

 

  

じゃーな

 

 

 

 

 

 

 

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